知識の杜へようこそ。お好きな森の散歩をお楽しみ下さい。
  • 音楽の森
  • グルメの森
  • 歴史の森
  • アートの森
  • 動物の森
  • 鉄道の森
  • 生活の森
  • 健康の森
  • ファッションの森
  • スポーツの森
  • 本の森
  • ご当地の森・日本
  • ご当地の森・世界
  • イノベーションの森
  • みんなの森
  • パートナーの森
  • イベントの森
  • 文学の森
  • 植物の森
  • 建築の森
  • 映画・演劇の森

協賛企業団体・個人

◎協賛企業団体・個人募集中

協賛企業団体・個人

◎協賛企業団体・個人募集中

協賛企業団体・個人

    ◎協賛企業団体・個人募集中

    協賛企業団体・個人

    ◎協賛企業団体・個人募集中

    協賛企業団体・個人

    ◎協賛企業団体・個人募集中

    協賛企業団体・個人

      ◎協賛企業団体・個人募集中

      協賛企業団体・個人

      ◎協賛企業団体・個人募集中

      協賛企業団体・個人

      ◎協賛企業団体・個人募集中

      協賛企業団体・個人

        ◎協賛企業団体・個人募集中

        協賛企業団体・個人

        ◎協賛企業団体・個人募集中

        道上の独り言

        「幼年時代の旅行 第10話 座右の銘」

        ________________________________________

        セイロン(スリランカ)を離れ、インド洋をひたすらボンベイ(現ムンバイ)へ。

         

        突然、船のドラが大きく鳴った。

        あわてて甲板に飛び出ると1キロほど先に真っ白い船が見える。

        どんどん近づいて来る。・・・・ぶつかりそうだ!え!我々と全く同じ船だ。

         

        真っ白で船名はベトナム!!!こちらはラオス号で船会社はPassage Maritime というフランスの会社。何と3隻持っていて、船名はそれぞれラオス号、ベトナム号、カンボジア号という。そうだ! 旧フランス植民地だ!

        ラオス号

        日本の小学校では「イギリスの旧植民地に陽が当たらない時は無い」と教わります。これは誤解を招く言葉だ。世界中がまるで旧イギリスの植民地といわれているかのようだ。しかも世界中で英語が通じるという嘘。

         

        昔(60年程前)フランスから帰ってきた人にインタビューし、私の旅行記などというでたらめな(内容が真実ではない)本が書かれました。

        気になるのはその情報がつい10年前まで通用していたこと。なんとも不思議です。旅行本を書く人が他の旅行本を引用する(パクリ?)ことが多いのでしょうか?

         

        今はインターネットの時代ですから行った事が無い所でも現地の人よりも詳しく、しかも正しい情報を得られます。しかしつい最近まで実(まこと)しやかに言われていた嘘がけっこうあります。

         

        例えば、ホテルに泊まったら枕の下にお金を入れる?!?! (ガイドさんが取っているのかな?)

        フランス人は英語が出来るのに使わない。なぜならプライドが高いから。嘘です。

        フランス人は喋れるなら得意気に英語を使います。

        フランス語訛りの下手な英語を。

         

        50年前はフランス人の86%が文盲と言われていました。

        殆どの子供は10~12歳までしか学校へ行きませんでした。

        当時日本の大学生の数はヨーロッパ全土の大学生の数より多かったのです。

        フランス語がちゃんと出来ないのに英語が喋れるわけがないじゃないですか!

        その代わり100を超えるPatois方言がありました。

         

        昔は北イタリアへ行けば3人に1人はフランス語が話せました。

        ピレネー山脈へ行くとPatois Landais(ランド地方の方言)を喋っていてまるでスペイン語。ピレネー山脈を越えるとカタルニア地方(バルセロナ)でここでも3人に1人はフランス語が話せました。

        ヨーロッパは 北へ行くとドイツ語が通じ、南に行くとフランス語が通じました。

        北ヨーロッパはヒットラーのお陰?南ヨーロッパはナポレオンのお陰?

        北アフリカは勿論の事、アフリカ、中東もフランスの影響下にありました。

         

        僕はイタリアへは100回以上行っていますが未だにイタリア語は片言しか喋れません。多くの人がフランス語が話せたので必要に迫られなかったからです。

         

        最近イタリアの若者で英語が出来る人が増えました。映画、音楽などの影響もあります。世界の共通語が英語になってきています。ざっくり言うと、風光明媚で食事が美味しい所はフランス系。人々の生活が貧しく、しかし資源が豊富な所はイギリス系の旧植民地が多いのかもしれません。

         

        35年程前、九州の博多にお客さんのクレーム処理に行きましたが、相手が70過ぎの爺さん婆さん(失礼!)で、博多弁がまるで外国語。言葉が全く通じませんでした。こちらに非は無かったのですが、言っていることがまったく解らないのでただ済みませんと言うだけでした。数ヵ月後そのお客さんの息子(専務、45歳)にその話をしたところ大笑いされました。

        日本でもそんなことが有ったのです。

         

        もしアメリカ人に銀座のど真ん中で道を北京語で聞かれたらどうしますか?

        ここは日本だ、日本語か英語で喋ってくれと僕は言うでしょうね。

        北京語が出来ないということもあるが気分が悪い。

        ただ世界人口の4分の1は北京語を話すのです。

        今のパリ飛行場の免税店にいる外国人店員は殆どが中国人。

         

        アフリカの半分以上はフランスの旧植民地です。インドシナも旧フランスの植民地。

        カナダは長年に渡ってフランス系の首相でした。

        北米アメリカは旧仏領でした。そこをイギリスが乗っ取り、ラフアイエット(フランス人)が独立戦争でアメリカをイギリスの手から開放した。

         

        その100年後、南北戦争が終わって間もないころにフランスのアメリカ人がニューヨークに自由の女神を送り、アメリカのフランス人が自由の女神をセーヌ川に送りました。

        フランスの憲法は自由・平等・博愛ですが、その自由の象徴が自由の女神です。

         

        そんな歴史のせいでしょうか、アメリカは何でも二つに分かれます。

         

        民主党(フランス系) V.S 共和党(イギリス系)、GM V.S フオード、コカコーラ V.S ペプシコーラ、エクソン(モービル) V.S シェル、ロックフエラー V.S ロスチャイルド・・・・・。

        パスポートもフランス語と英語で書かれています。

        それは旧フランス・イギリスの植民地だからです。

         

        世界の知的階級の人は、日本はイギリス系、すなわち共和党系植民地(韓国、インド、パキスタン)と言う。日本には4万5千人のアメリカ兵が駐屯しております。

        韓国には3万1千人のアメリカ兵が駐屯しています。

         

        一方ロシア、中国、インドシナ、中東(だった)はフランス系と言われています。

        そう言えば民主党の大統領は日本を飛び越えてよく中国へ行く。

        共和党大統領は中国北朝鮮を悪の枢軸と言う。

         

        ところでアメリカ合衆国憲法オリジナル版は「如何なる所でもフランス人を助けよ」とフランス語で書かれています。湾岸戦争はフランス系の国を共和党とイギリスが結託して乗っ取り戦争をした。父ブッシュだ。

        その後息子ブッシュの共和党とイギリスが結託してイラク乗っ取りを謀った。

        これに反対したのがフランスとロシアだ。

        そうだ100年戦争は未だ終わっていない。

         

        そんな訳の分からない世界情勢をよそに船はボンベイへ。

         

         

        続く

         

         

        【 道上 雄峰 】

        幼年時代フランス・ボルドーで育つ。

        当時日本のワインが余りにもコストパフォーマンスが悪く憤りを感じ、自身での輸入販売を開始。

         

         

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

        Copyright(C) 2015 chishikinomori.com all rights reserved.