┏◆◇━2022年6月━◇◆
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┃ 経営者のための 事業承継ミニ情報 ◇第75号◇
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┗◆◇━━━━━━━━━◆◇━辻・本郷 税理士法人━◇◆┛
会社の経営権である株式を、後継者にどう承継すれば良いのか?
その際に、どんな点に気を付ければ良いのか、
承継の際の税金について、どう取り扱えば良いのか?
そんな疑問の解決に役立つ情報を、毎月1回配信いたします。
このミニ情報をご覧いただき、
円滑で、そして税務上も有利な事業承継対策を実現していきましょう。
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令和4年分の類似業種比準データ公表 上昇傾向!
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このたび、非上場株式の税務上の評価方法の一つである「類似業種比準方式」を
計算する際に用いる令和4年分のデータが、国税庁より公表されました。
この「類似業種比準方式」は、上場している同業他社の平均株価を元に、
その上場会社と評価会社の一株当たり配当金額、利益金額、帳簿上の純資産価額の3要素を比準して計算する方法です。
一般に、同業の上場会社の株価が高ければ高いほど、また、評価会社の利益が
大きければ大きいほど、この「類似業種比準方式」の株価は高くなると言われています。
但し、この“同業の上場会社”の具体的なサンプルは、毎年入れ替えが行われているため、同じ業種であっても、その傾向を把握することは難しいと言われています。
ここでは、主な業種目ごとに、昨年と今年の評価で使用する「平均株価」の動きを見てみましょう。
あくまでも目安としてご覧ください。
主な業種目 平均株価の前年対比
建設業 111%
製造業 117%
情報通信業 109%
運輸業 128%
卸売業 125%
小売業 109%
不動産業 126%
医療・福祉 130%
専門・技術サービス業 120%
宿泊・飲食サービス業 102%
その他の産業 116%
<注>
(1) 各年度における「前年平均株価」をもとに計算しています。
実際の計算上は、贈与等があった月の平均株価など、これ以外にも幾つかの
平均株価の中で最も低いものを使用します。
(2) 実際の計算上における業種目は更に細分化されており、上記とは異なる
場合があります。
(3) 類似業種比準方式の計算は、これら平均株価を元に、配当・利益・純資産
の3要素を比準して計算するため、上記平均株価の上昇・下落とは逆の動きになる可能性もあります。
このように、上記の主な業種目の平均株価については、全て、前年と比べて上昇傾向にあります。
実際には、<注>(1)〜(3)の事項、また今後の上場株価の変動により、不透明な要素も大きいですが、皆さまの会社の株価についても、これを機会に、
是非試算して、今後の株式承継等の計画を立てていただければと思います。
詳しくは、弊社担当までお問い合わせください。
(担当:楮原 達也)
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