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        奥 義久の映画鑑賞記

        2022年7月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2022/07/01「マーベラス」☆☆☆★

        「ジョン・ウィック」制作スタジオと007映画2作を監督したマーティン・キャンベル監督が手を組み、超一流の暗殺者とボディーガードの死闘を描くノンストップ・アクション。師弟コンビの暗殺者ムーディとアンナは多くの暗殺を成功させてきたが、ある日ムーディが暗殺されてしまう。復讐を誓いムーディ暗殺の黒幕に近づいた時、ボディーガードのレンブラントが現れる。復讐に生きる暗殺者アンナにマギーQ、レンブラントに名優マイケル・キートン、師匠ムーディにサミュエル・L・ジャクソンが扮している。プロの闘いがイギリス、ルーマニア、ベトナムを舞台に繰り広げられるスケールの大きいアクションと3人の人間ドラマも楽しめる作品。

         

        2022/07/02「リコリス・ピザ」☆☆☆☆

        三大映画祭すべての監督賞を受賞したポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作。1970年代のハリウッド近郊の町を舞台に偶然に出会った高校生ゲイリーと年上の女性アラナの恋模様を描いた青春映画。ポールの脚本のきめ細かさと演出の出来が良く、本作では第94回アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞にノミネートされた。主演のゲイリーを演じるクーパー・ホフマンは名優フィリップ・シーモア・ホフマンの息子だけあり、映画初出演ながら数々の映画賞に輝いている。アラナ役のアラナ・ハイムも映画初出演とは思えない見事な演技を見せている。ショーン・ペン、ブラッドリー・クーパーらの主演級スターがポール・トーマス・アンダーソン監督の下に集まり、若い二人の脇を固めている。

         

        2022/07/03「エルヴィス」☆☆☆★

        伝説的ロックシンガーのエルヴィス・プレスリーの半生を「ムーランルージュ」のバズ・ラーマン監督が映画化。世界で最も売れたソロアーティストのエルヴィスは42歳という若さでこの世を去った。デビューから死の直前までのエルヴィスをオースティン・バトラーが演じる。彼の熱演と強欲マネージャーのパーカー大佐を演じる名優トム・ハンクスの新境地が本作の見どころ。「ボヘミアン・ラプソディ」に続く傑作との評価もあるが、残念ながら相撲に例えると横綱と小結くらいの差がある。人物の描き方が希薄だったかもしれない。とはいうもののミュージック・エンターテインメントとしては楽しめる作品に仕上がっている。

         

        2022/07/04「彼女たちの革命前夜」☆☆☆★

        ミス・ワールドで実際起きた大騒動の映画化。1970年のロンドンで大学に入学したサリーが女性解放活動家のジョーに出会う。二人は性差別の象徴のようなミスコンテストを阻止するために計画を練り、コンテスト当日を迎える。この日起きた騒動が女性解放活動を一気に加速させる要因となる。主人公サリーにキーラ・ナイトレイ、ジョー役にジェシー・バックリー、ミス・ワールドのグレナダ代表にググ・バサ=ローが演じている。知らざる裏面史をエンターテインメント作品として上手くまとめている。

         

        2022/07/07「モガディシュ 脱出までの14日間」☆☆☆

        1991年ソマリア内戦の巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの脱出を描く実話に基づく映画。2021年度の韓国映画NO1のヒット作。韓国のハン大使は国連参加のためアフリカ諸国の投票権をまとめるため、ソマリアでロビー活動を行っていた。この活動を敵国の北朝鮮は妨害をしていたが、ソマリアに反乱がおき、北朝鮮は暴徒に大使館を追われ、韓国大使館に救いを求める決意をする。政治的に相容れぬ両大使館員は生きる為、協力し合い脱出を試みる。韓国側目線で制作された映画で韓国大使はヒーローだが、北朝鮮はどう考えていたのだろうか?北朝鮮のリム大使は帰国後、韓国に助けを求めた責任で罰を受けたのではないかと考えさせられてしまうが、映画の中では2国間の大使館員に賛辞を与えたい。

         

        2022/07/08「X」☆☆☆★

        傑作「ミッドサマー」のA24が制作した新ホラー・サスペンス。1970年テキサス、3組のカップルが映画撮影のためやってきた。撮影現場の農場のオナーの老夫婦は史上最高齢の殺人鬼だった。A24スタジオが10周年を迎えて初めて取り組むシリーズもの。第2作は1918年を舞台に老殺人鬼の若き日を描くという。本作は公開されるとスティーヴン・キングから支持された。海外メディアが恐怖のアトラクションのような映画と評したように楽しめるサスペンス映画である。主演のマキシーンと老婆パールの二役を新進女優のミア・ゴスが演じている。

         

        2022/07/09「ソー ラブ&サンダー」☆☆★

        神に裏切られたゴアは神々を殺し、雷神ソーを倒すため子供たちを人質にした。ソーはマイティ・ソーとなった元恋人ジェーン、ヴァルキリー、コーグを伴いゴアに戦いを挑む。本作はソー・シリーズの新章スタートになるが、内容が漫画チックになり大人が楽しめなくなっている。かつて007がおとなのスパイアクションの王道から漫画的になり、低迷したことがあったが、再び大人も楽しめる作品となった。ソー・シリーズの次回作には大人も楽しめる作品に戻って欲しいと願う。今回、ゴア役にクリスチャン・ベール、神々の王ゼウスにラッセル・クロウという大物スターを配しただけに残念な結果である。

         

        2022/07/17「KINGDOMⅡ」☆☆☆★

        原泰久原作の人気漫画の映画化シリーズ第2弾。今回は天下の大将軍を目指す信の初陣での活躍を描く。歴史史上名高い秦と魏の蛇甘平原の闘いが舞台。中華統一を描いた作品を日本語で日本人が演じているのに違和感を感じるが、それを忘れさすスケールアップした戦闘シーンは見ごたえがある。出演者は信役の山崎賢人、秦王の吉澤亮、橋本環奈、大沢たかおのレギュラー陣に加え、新たに清野菜名、豊川悦司、小澤征悦、佐藤浩市らの豪華メンバーが参加。来年公開予定の第3弾も非常に楽しみである。

         

        2022/07/18「キャメラを止めるな!」☆☆☆

        2018年300万の低予算で制作し、興収32億の大ヒットした上田慎一郎監督の「カメラを止めるな!」がフランスでリメイク。ゾンビ映画のリメイクは興味なかったが、監督が「アーティスト」でアカデミーを獲得したミシェル・アナザヴィシウス、主演がロマン・デュリスとカンヌ国際映画祭で主演女優賞を獲得したベレニス・ベジョと聞いては見ざる得ない作品と言える。最初に30分ワンシーンで描くゾンビ映画と日本人プロデューサーのリメイク話と撮影シーンのドタバタが面白く描かれ、親子の愛情ドラマにもなっている。ちなみにフランス版の予算は5億、カンヌ国際映画祭でも上映された。

         

        ボイリング・ポイント/沸騰」☆☆☆★

        ロンドンの高級レストランのクリスマス前の週末を舞台に描くレストランの厨房での人間模様。オーナーシェフのアンディは妻子と別居中で疲れ切っていた。そんな中で次々とトラブルに見舞われる姿を90分ワンショットのリアルな映像で名優スティーヴン・グレアムが主人公アンディを熱演している。レストラン厨房でのノーカット編集の人間ドラマは見ごたえがある。

         

        2022/07/22「炎のデス・ポリス」☆☆☆★

        小さな警察署が一夜にして戦場となるアクション・エンターテインメント。タランティーノ作品のようなバイオレンスアクションを満喫出来る作品。主人の殺し屋にジェラルド・バトラーが扮し、共演もフランク・グリロ。題名は3流アクション映画ぽくって良くないが内容は楽しめるので、見て損のない作品と言える。

        2022/07/31「1640日の家族」☆☆☆☆

        監督自ら体験したフランスの里親制度から家族の絆を描いた感動作。アンナは里子シモンを実子同様の愛情で育てて来た。1歳半から4年半育てられたシモンもアンナを実の母同様の存在だったが、実父エディからシモンを手元で育てたいと申し出がくる。アンナとシモンが家族でいられる時間のタイムリミットが迫って来る。アンナを演じるのはセザール賞受賞女優メラニー・ティエリー、夫にはリエ・サレム、エディにフェリックス・モアティが扮している。シモン役は演技初挑戦のガブリエル・パヴィが愛らしい演技を見せている。血の繋がらない家族でも愛情豊かな時間が送れる感動を伝えている本作は必見の作品である。

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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