BIS論壇 NO.337 『BIS創設30周年を迎えて』BIS会長…中川十郎 2021年1月5日
日本ビジネスインテリジェンス協会(BISJ=BIS)は本年2月から30周年目に入る。これまで30年もの間、BISの発展にご指導、ご協力いただいた顧問、理事、会員各位に心から御礼を申し上げます。これまで、隔月で情報研究会を172回開催。累計参加者12000人、累計講師1300人に達している。
2020年度はコロナ禍で2月に170回を開催後、4月、6月と30年間で初めて2回休み、8月、10月はRealとOn Line、での開催となった。コロナは年末年始と猛威を振るっており、7日には関東圏1都3県に非常事態が宣言される見込みだ。年頭にあたり、会員各位のご清祥、ご健勝を祈念申し上げます。
BISは2001年には国民の教育費、医療費を無料で提供しているキュ-バの社会視察に18名の会員が参加。20周年記念にBIS有志がこれまでの情報の研究成果を『知識情報戦略』として税務経理協会から出版。日本アイ・ビー・エムの北城角太郎・最高顧問の推薦をいただいた。さらに、2012年に英語版“An Introduction to Knowledge Information Strategy”~From Business Intelligence to Knowledge Science~シンガポ-ルのWorld Scientific社から刊行。欧米のみならず、東欧のハンガリ-他からも大きな反響があった。
BISでは21世紀に世界経済発展の軸が欧米よりアジアに移るアジアの時代が到来することを見込み、2000年代に中国を中心とするアジアへ情報研究の重心を移し、2017年には中国天津へ20名の医療・産業ミッションを派遣。さらに2018年には西安楊陵の世界農業博覧会に50名の大型ミッションを派遣。(団長・鳩山由紀夫元首相)。2019年には4月に東京で鳩山事務所の支援を受けて日中韓の「一帯一路国際会議」(参加者400名)を主宰した。
30周年を迎える2021年度は情報研究会はRealとZoomでのハイブリッドで開催を努力。コロナ後の中国、さらにインド、ASEANではタイ、ベトナム、インドネシアを中心にビジネスインテリジェンス、経済、グロ-バル・マーケテイングについて研究を深めたい。
特にコロナ後に脚光を浴びるデジタルトランスフォーメーション、グリーンレボリュウションの研究に注力したい。以上に関連し、国際アジア共同体学会(会長・進藤栄一、筑波大学名誉教授)、北東アジア研究ネット(代表理事・谷口 誠、元国連大使)、国連認証DEVNET(明川文保総裁), DETAMAX社(児玉 直社長)、J-SCORE(シニア-起業支援機構・松井武彦代表理事)、日本コンペテイテイブインテリジェンス学会(会長・高橋日本経済大学教授)、DaddyBaby(鍾 正社長)、平和運動に注力されている小松電機産業(小松昭夫・社長)、国際伝統・新興医療融合協会(会長・溝尾 朗医学博士)などとの関係を強化したい。
あわせ30周年の本年は若手会員の勧誘に会員各位のご尽力を念頭にあたり、特にお願い申し上げます。皆様良いお年をお迎えください。