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        2022年10月8日

        映画 『ONODA――1万夜を越えて』

        に込められた現代日本への警告――敢えて海外の監督に託した

        メッセイジとはー 松延 洋平 2021年10月8日 映画上映の日

         

        1.フィリッピン山中の過酷なジャングルから経済成長を謳歌する祖国に約30年ぶりに生還するまでの記録だ。

        ひたすらに、残置諜報軍人として生き残るための『戦闘と自然との凄まじい戦いの日々』であった。

        この映画はこの場面を中心に仲間を一人ずつ失いながらも生き抜くダイナミックな姿を追う。

         

        2.しかし この映画が 暗黙に 現代の日本に問いかけるものは 我々の今までの理解をはるかに超える次元の問題である。

        凄まじい 衝撃を世界に与えながら、文明社会に戻ったその渦から 1年もたたずして 兄弟、友人たちは小野田少尉を直ちに異文化

        ブラジルに移住させた。 再び山野を開墾し牧場を拓くための自然と家畜・野生生物が 相手の日々の中で現地の日系人や地元先住住民との交流に加えて、進出してきている日系企業や南米の有力産・官・学やメディアなどのエリートとの対話・交流をも重ねた。

        その後の小野田氏の日本へ帰国への使命感、その後の軌跡の中で 日本社会の今後のあり方への考察や次世代への痛切な危機感も訴えている。

         

        3 牧場開拓生活10年、牧場経営を軌道に乗せ、人生を穏やかな目で見る段階にさしかかったのは昭和の末期であった。

        今こそ残りの人生を日本に戻って自分が捧げるべきものは何か?

        戦後30年間 フィリッピンの密林の中での『敵と自然の中からの生存への想像を超える戦い』から 祖国生還を果たしながら、すぐブラジルへ移住して行った。 厳しい環境や野生生物などの観察から身につけた生活力を活かし再び荒れ地を拓いて行く生活を始める。

        現地先住住民や海外の人々からの理解と親族兄弟等の支援に恵まれやっと 牧場経営も軌道に乗ってきた。  

        3.しかし、そのうち 日本からの便りのなかに、阪神、

        三陸大震災が続き日本中を震撼させた地下鉄サリン殺人事件、

        さらに、少子高齢化は世界に先駆ける!阪神大震災につづき 

        世界を震撼させたオーム真理教地下鉄サリン事件、その前後から 経済優先の陰りは芽生えてきではいないか?!

        小野田少尉の心の底に湧き上がる疑念は抑えきれない炎の様に燃え上がった。とりわけ、イジメ、親子間の葛藤、自殺などに至るまで、追い詰められる日本の子供たち。子供好きの小野田氏は子供がおかしい、このままでは日本がダメになる!!!。

        日本への貢献・恩返しの途に 残りの人生をかける決意し帰国する。

         

        4.『自然の塾』――自然こそが 最高の教師――

        キャンプ『小野田 自然塾』の深い意義を知る人は少ない。

        小野田自然塾は、ブラジルでの第2の人生を終えた後の 

        『こぼれ話』 に過ぎない出来事にと思っている 人々が多い。

        現実にはしかしこの塾の持つ現代的意味はむしろ 深まる一方である。

        20世紀後半にはいり、平成に入って30年近く経過し日本は諸外国と比較して前に進む覇気を失い、形にはまった、気力を失ったようにみえとの指摘が増えてきた。 

        一人で生き抜くつらさ、怖さに耐え、仲間とともに生きる意思を持ちつずける事こそは 小野田は 厳しい自然からの試練と交流から長年の間に学んだ 知恵だと自ら痛感している。

        そうだ!子供たちへのキャンプ{小野田自然塾}に人生を賭けたい。

         

        5.小野田氏に講演の自然塾論に結実する回顧と実践の姿に、海外でも日本人にも耳を傾けるひと人が 急増し始めた。 

        現代に生きる意義を求める賛同者も増え、聴衆の熱気が増してきた。

        『昭和も60年 年代に入り戦後 日本の子供たちの環境は 豊かになり、子供がおかしくなっている。

        大学生が 両親を金属バットで殴り殺した事件など このままでは日本はダメになるのではと思った。

        生きる目的を失った日本の子供たちは むしろ追い詰められている。

        たくましさや やさしさ、生きる意欲 を感じなくなっているのではなかろうか。」

        あまりにも幼い段階から 知識中心の人工的、無機質な壁 塾に追われる日々に、友人同士の イジメ 自殺などが頻発し、さらに 親と子の間の虐待が 政治行政課題にさえなっている。

         

        6.あまりにも『生きる』ことを感じる 環境をおろそかににし、さらに 身近の生命に感激を感じることを失ってしまっていることに起因するかと感じた。

        深いショックさえ感じる、から社会環境への疑問。推論 そして 実践。

        幼児や 若年の生長期を 健やかに むかえて 健全な 心身と

        前向きの 脳を はぐくむことこそが 急げば回れ 森や林での

        観察、キャンプの野外生活、サバイバルゲームなどの自然体験の中から子供たちは、自然観察(自然現象、土、泥や 虫、鳥など)をするうちに子供たちは間違いなく、健全さと野生をとり戻していくことを強調した。

         

        7.幼児期、小学生から 『モダンの作法』を 狭いエリート校は入学の 選抜に 要求しがちではなかろうか。

        幼児期から思春期 などに渉って 諸外国と比べても日本の子供は 前に進む勇気や気力に乏しい。 保護者の方にもそれを生み出す塾の過剰な経済負担が 不健全な社会基盤が生みつつあると日本でも中国でもアジア諸国でも、幼年時から 塾に 通わせる 傾向は  行き過ぎた現象となりつつある。

        私学と公教育の健全なバランスが必要であろうとの指摘が生まれてきている。児童虐待 特に心理的虐待問題として 最近時は大きな社会問題化してきている。

        急激に DEGITAL後進国克服の名目にされ、 大きな社会の格差は 他の先進国並みに急激に 進展していくのではないか。

        この小野田自然塾の教訓は 一方シンガオポ-ルのような他の

        アジアの国にイギリス、オランダからの植物園教育の伝統も影響を及ぼして 初等教育前の 自然塾の流れが生まれて来つつある。

         

        8.日常から遠ざかる死と自然を敢えて直視し、徹底的な自己否定の引きこもりと孤独の中から生きる意味を肯定的にも否定的にも

        深く考えることを日本人ひとりひとりに求めているー日本人自らでは読み解けず語ることも出来ないグローバルな視点から歴史を問い直し未来志向の現代へのメッセイジである。

        小野田少尉自身もあたかも天国からも語り掛けているのではないか ?!

        加えて第3者の深みと幅のある国際共同制作の利点が生かさている。将に 必見の国際映画である。

         

        9.終わりに

        小野田寛郎少尉とブラジルで 交流を始めた人物は 

        中川 十郎 当 ビジネスインテリジェンス協会会長を始め

        朝日新聞南米支局長(当会員菊地三四郎氏の御父上、で小生の大学同期生) や 新日鉄から出向していた 田尻氏など数多い。

        実は 私は 大学時代からの友人・ブラジルで活躍始めた日系の

        産官学の友人とともに― 親しい会合の場を長年重ねて来ていた。

        お会いするたびに、お互いに熱い想いを遠慮なく交流しあう機会をたびたび得てきた。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

                          

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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