2022年10月16日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
10月10日 無視され続ける福島事故の教訓
皆様
新しい原発政策が露呈した「すさまじい」原子力村汚染の現状は
放置できません。
本来無責任・不道徳な原子力への依存を高めることなど邪道です。
再稼働が必要とする「安全神話の復活」は到底認められない筈です。
福島事故後日本の良識が示した指針
1地震大国・津波大国の日本の原発全廃
2安全神話への猛省
3原子力安全規制委員会の改革
(田中俊一前委員長は原発の安全確保はその任務ではないと公言!再稼働を認める権限など本来付与出来ない筈)
4再稼働の期間の短縮(逆に延長を検討)などは
全て無視されようとしております。このことは倫理の欠如そのものではないでしょうか。
哲学の教えの三原則からすればこの不道徳な立場が頓坐することが容易に予見できます。
皆様はこれらの基本的問題についてどう思われますか。
ご教示頂ければ幸甚に存じます。
10月11日 原子力村に求められる陳謝と釈明
それにしても原子力村の徹底した沈黙は最早看過されるべきではないと信じます。
例えば小泉純一郎元総理がこれまでに公にした原子力政策の深刻な問題点につき関係方面からの陳謝、釈明が一切ないのは最早看過されるべきではないと信じます。
このたび指摘した原発の安全に責任を負わないとする原子力規制委員会の在り方は看過できません。
このような組織がどうして再稼働を認める権限を持ちうるのでしょうか。
国際面でもIAEAが核不拡散と原発推進という明白な矛盾した任務を課せられている現状が放置されていることも最早看過できません。
福島汚染水の海洋放出を当初から勧めてきたIAEAは正体をさらけ出しております。
IAEAが放射能に関してWHOの上位に立ち規制している現状も
改正を要します。
あまりにも多くの根本問題が是正されずに放置されている現状に驚くのみです。