知識の杜へようこそ。お好きな森の散歩をお楽しみ下さい。
  • 音楽の森
  • グルメの森
  • 歴史の森
  • アートの森
  • 動物の森
  • 鉄道の森
  • 生活の森
  • 健康の森
  • ファッションの森
  • スポーツの森
  • 本の森
  • ご当地の森・日本
  • ご当地の森・世界
  • イノベーションの森
  • みんなの森
  • パートナーの森
  • イベントの森
  • 文学の森
  • 植物の森
  • 建築の森
  • 映画・演劇の森

協賛企業団体・個人

◎協賛企業団体・個人募集中

協賛企業団体・個人

◎協賛企業団体・個人募集中

協賛企業団体・個人

    ◎協賛企業団体・個人募集中

    協賛企業団体・個人

    ◎協賛企業団体・個人募集中

    協賛企業団体・個人

    ◎協賛企業団体・個人募集中

    協賛企業団体・個人

      ◎協賛企業団体・個人募集中

      協賛企業団体・個人

      ◎協賛企業団体・個人募集中

      協賛企業団体・個人

      ◎協賛企業団体・個人募集中

      協賛企業団体・個人

        ◎協賛企業団体・個人募集中

        協賛企業団体・個人

        ◎協賛企業団体・個人募集中

        2022年10月30日

        今週の所感

         村田光平(元駐スイス大使)

        10月23日 「核廃絶:力と支配の文明から和と連帯の文明へ」 

         

        皆様

        5大国の拒否権問題をめぐり国連改革の論議が始まっております。

        早期に結論が出ることは望みがたいことに鑑みれば、国連はその存在意義を

        具体的に立証することが求められます。

        かねてより国際的に支援の動きが見られる国連倫理サミットの開催実現の意義は

        世界が直面する危機の真因が倫理の欠如であることが明白になりつつある状況下で

        幅広く理解されつつあります。

        その一例をお届けいたします。

        https://www.other-news.info/devnet-denuclearization-from-civilization-of-power-based-on-domination-to-civilization-of-harmony-based-on-solidarity/

         

        10月24日「核廃絶:力と支配の文明から和と連帯の文明へ」 

         

        皆様

        24日発出のBCC英文発出を下記お届けいたします。

        紹介されている英文の小論は日本語版(別添)及びスペイン語版もあり、国連の管理職1万4千人に配布されたとのことです(国連の職員数は4万4千人)。

        小論では脱原発と核廃絶の結合化、国連連倫理サミットの開催など今後の宿題を訴えておりますが今後の国際的反響が注目されます。

         

        「核廃絶:力と支配の文明から和と連帯の文明へ」

        PDFを此処へ入れられませんか???

         

        10月25日 寄せられた起死回生の激励

         

        皆様

        市民社会の代弁を続ける老体の私に対して下記の「起死回生」の激励が寄せられましたので感謝の念を込めて

        共有させていただきます。

        生涯現役の覚悟を新たにしております。

         

         記

        <村田光平大使閣下:簡潔・明瞭で何よりも「力強い」メッセージを拝読させていただきました。今、「どうせ現実は生臭く、力のある者が早い者勝ち…」といったしたり顔の権力者たちが地球と人類を破滅に導いておりますが、それだけに、閣下のような高いご経歴の人物が人格と学識と深い思索に裏付けられた正論を然るべき人々に伝えることに効果がないはずはありません。滅びかけている人類の一員として心から感謝申し上げます。小林節 拝>

         

        10月28日 To cope with the menacing crisis

         

        皆様

        本日「新しい文明に向かい動きだす時」と題する別添の英文の小論をBCC英文発信で発出いたしました。

        人類は直面する危機の深刻な悪化を前にして途方に暮れております。

        人類と地球を守る天地の摂理を信じます。幾多の文明の興亡はその存在を立証しております。

        人間の力を超越するこの力が存在することは人類と世界の将来の希望を抱くことを可能にしております。

        別添の小論の日本語訳は追ってお届けいたします。

         

        October 27, 2022

         

        Time to move toward a new civilization

        Mitsuhei Murata

         

        Today’s materialism is based on greed, which is now threatening the future of mankind and the globe.

         

        Mahatma Gandhi said, “The earth can provide for every one’s need, but not for every one’s greed.” This may explain the problems encountered by globalization.

         

        So-called GDP economics ignores all the important values that cannot be quantified and converted into monetary values, such as culture, tradition, family and social justice.

         

        The prevailing supremacy of the economy has eroded the ethics of the present generation, which out of self-interest is building prosperity at the expense of future generations, abusing natural resources. Hence the current crisis of the environment. This lack of ethics is rampant on a global scale.

         

        Based on this understanding, it is time to consider how to create a new civilization, based on ethics and solidarity, respectful of the environment and the interests of future generations. This new civilization must shift from the present material-centered one to a spiritual-centered one.

         

        Here we are reminded of the importance of “contentment.”

        This concept was introduced by Asian spiritual teachers Buddha and Lao Tzu.

        This is in line with the teaching advocated by Buddhists that happiness equals wealth divided by desire.

         

        Concerning global ethics, the widely shared belief in the existence of a supernatural being, or a sense of providence, could be the common ground for those who hold religious beliefs and those who do not. The common ethical standards of major religions and the conscience of civil society could be integrated to constitute a valid basis for the establishment of global ethics.

        True leaders must be accountable for the future of humankind and the planet Earth. It is essential to nurture in all sectors of society such leaders who are equipped not only with intellect but also with sensibility. Civil society has consequently a greater role to play.

        It is imperative to foster leaders with vision and ideals, in all sectors.

         

        Lastly, let me touch upon the issue of counterbalancing the economy with culture. The concept of economic supremacy has brought about “human exclusion,” observable, for example, in “restructuring” in workplaces. The excessive pursuit of efficiency undermines and ignores human dignity.

         

        Culture enhances basic ethical values. Cultural exchanges can contribute to creating solidarity. Amidst the prevailing tendency to exclude humanity, the counterattack of culture is badly needed.

         

        In this process, there is an important point to bear in mind. It concerns the striking difference between paternal culture and maternal culture. The former values competition and strength, whereas the latter attaches importance to harmony and compassion for the weak.

         

        History teaches us that paternal culture based on power and domination brings about catastrophic consequences.. Hence the need to replace the current paternal civilization by a maternal one based on ethics and solidarity.

         

        These ideas may seem to portray an ideal distant from reality, but

        I believe in the existence of a force that will bring the reality closer to the ideal. It may be understood as the will of a supernatural being, or the will of heavens and the earth. This force is evidenced through the lessons of history which has witnessed the rise and fall of numerous civilizations. It is this force, transcending human power, that allows us to have hope for the future of humankind and the world.  

         

        10月29日

        皆様

         

        28日発出のBCC英文発信の訳文を下記お届けいたします。

                  記

        新しい文明に向かい動きだす時の到来

        令和4年10月27日

        村田光平

         

        今日の物質主義は貪欲に根差すものであり、人類と地球の将来を脅かしております。

        マハトマ・ガンディは「地球は各人の必要は満たし得るが、各人の貪欲を満たすことはできない」と述べております。

        この指摘はグローバリゼーションがもたらす問題の背景を明かしております。

         

        いわゆるGDP経済学は文化、伝統、家族、社会正義といった

        計量化乃至貨幣価値であらわされないものは全て無視します。

        世界中に普及している経済至上主義は現世代の倫理の崩壊をもたらし、その結果、現世代は自己中心の立場から未来の世代を犠牲に

        して天然資源を濫用して繁栄を築きつつあるのです。

        これが現在の環境危機の背景です。この倫理の欠如は地球規模で横行しております。

         

        このような立場から、倫理と連帯に立脚し環境と未来の世代の利益を尊重する文明の創設を考究するべき時期が到来したと言えます。

        この新しい文明は現在の物質中心のものから精神中心のものに変容するべきです。

         

        ここで想起されるのは「知足」の重要性です。

        この考えはアジアの精神指導者、仏陀及び老子が説いたものです。

        これは幸福=富÷欲望という仏教徒の考えに沿うものです。

         

        地球倫理に関しては、超自然的な存在、もしくは摂理を信じる心が宗教を持つ者と持たぬ者に共通な倫理の基盤になり得るのです。主要な宗教の共通の倫理の基準と市民社会の良心を統合すれば地球倫理の確立に有効な基盤になり得ると思われます。

         

        真の指導者は人類と地球の将来に責任を負うべきです。

        社会のすべての分野で知性のみならず感性を備えた指導者を養成する必要があります。そのため市民社会はますます重要です。

        すべての部門でのヴィジョンと理想を備えた指導者の育成は

        至上課題です。

         

        最後に経済至上主義に対する文化の逆襲に言及いたします。

        「経済至上主義は「職場改革」の例に見られるように「人間疎外」を生みました。過度の効率の追求は人間の

        尊厳を傷つけ無視することになります。

         

        文化は基本的な倫理の増進に寄与します。

        文化交流は連帯を生みます。

        人間疎外の傾向が強まる状況下で文化の逆襲が痛切に求められます。

        その際重要な留意すべき点があります。

        それは父性文化と母性文化の際立った相違点です。

        父性文化は競争と力を重視しますが、母性文化は和と弱者配慮を

        重視します。

        歴史は力と支配に立脚した父性文化が破局的結末をもたらすことを示しております。

        それ故にこそ現在の父性文明を倫理と連帯に立脚した母性文明に

        移行させなければならないのです。

         

        上述の考えは現実から保遠いい理想と映じるかもしれません。

        しかし現実を理想に近づける力の存在を信じております。

        これは超自然的な存在の意思として、もしくは天地の摂理として

        理解されうるでしょう。

        この力の存在は数多くの文明の興亡に精通する歴史の教訓が立証しております。

        人力を超えるこの力こそ人類と世界の将来に我々が今なお希望を抱くことを可能にしているのです。

         

        追伸 国連倫理サミットの三位一体の目標である

        1.地球倫理の確立 

        2.父性文明の母性文明への転換 

        3.核廃絶の2、に関して別添の父性文化と母性文化の比較表は

        その必要性を十分納得させるものといえます。

         

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

        Copyright(C) 2015 chishikinomori.com all rights reserved.