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        奥 義久の映画鑑賞記

        2023年3月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2023/03/04「ブラックライト」☆☆☆

        リーアム・ニーソン主演の最新作。5月公開予定には「メモリー」が待機中。最近のリーアムの作品は、B級(低予算の製作映画)西部劇のランドルフ・スコットのイメージと重なってしまう。見てて面白いが低予算が判るような作り、スターもリーアムを除けば二流の俳優。「シンドラーのリスト」でアカデミー賞ノミネートされたリーアム・ニーソンは過去の人なのだろうか?前置きが長くなったが本作ではFBIの闇の部分を暴く仲間の役を演じている。FBIやCAIの闇の部分と対決する映画は数多くあるが、なかなか一筋縄ではいかないし、危機一髪の連続がある。本作は流石B級?の本領発揮で簡単に解決してしまう。それでもカーチェイスや撃ち合いで楽しめる作品になっている。疲れている時に薦めたい映画である。

         

        フェイブルマンズ」☆☆☆☆☆

        スティーヴン・スピルバーグの自伝的作品。初めて映画に連れて行かれた少年サミーは映画に夢中になる。その後ジョン・フォード監督の晩年の名作「リバティ・バランスを射った男」(私の好きな映画の1本)を観て映画作りに本格的に取り組む。科学者の父から反対されても芸術家の母の味方もあり、8mmカメラを手に友人たちや妹と映画作りに夢中になる。そんな中、仲の良かった家族がほころびはじめる。サミー役はオーディションで選ばれたガブリエル・ラベル。サミーを優しく見守る母には4度のアカデミーノミネートの名女優ミシェル・ウィリアムズ。父親役も演技派ポール・ダノが演じている。本作の素晴らしさは本年のアカデミー賞7部門ノミネートされた事でも立証されている。すでに前哨戦のゴールデングローブ賞では作品賞と監督賞を受賞している。今年初の☆☆☆☆☆です。ぜひ映画館に足をはこんで欲しい作品です。

         

        2023/03/09「少女は卒業しない」☆☆☆★

        直木賞作家・朝井リョウの短編小説を映画化。廃校になる高校の最後の卒業式の2日間を女子高生4人を通して描く。現代の高校生の姿を的確に表現した青春映画の傑作が誕生した。主人公たちを演じるのは河合優実、小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望の4人。大物スターはいないが、ハツラツした演技が輝いている。

         

        2023/03/11「シャイロックの子供たち」☆☆☆★

        池井戸潤原作の小説の映画化。倍返しで爆発的人気となった半沢直樹シリーズの原点ともいうべき作品。東京第一銀行で起きた現金紛失事件か大きな不祥事をあぶりだす営業課長に阿部サダオヲ、その部下に上戸彩、玉森裕太、支店長に柳葉敏郎、脇を固めるのが杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介という個性派が揃い、池井戸ワールドのエンターテインメントを存分に楽しめる。

         

        2023/03/12「オットーという男」☆☆☆☆

        スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」をマーク・フォースター監督が名優トム・ハンクス主演でリメイク。世界中から愛されるトム・ハンクスが町一番の嫌われものオットーを演じる。オットーには誰にも言えない計画があったが、近所に引っ越してきたおせっかいなマリソルに邪魔をされ、計画が進まない。オットーは次第に人生を見つめ直していく。本作はトム・ハンクス演じるオットーの喜怒哀楽の絶妙な演技を見るだけでも価値ある作品である。マリソル役のマリアナ・トレビーニョの好演も素晴らしい。また、本作でオットーの子供時代を演じたのはトムの実子トルーマン、プロデューサーは愛妻リタ・ウィルソンであることから、トム・ハンクスの本作への思い入れが判る。

        2023/03/15「茶飲友達」☆☆☆

        10年前に起きた高齢者向け売春婦クラブの事件を外山文治監督が書き下ろした作品。夢も希望もないシニア達に生きがいを与えることと寂しさから解放することを大義名分にして俱楽部を運営する若者たちとそこに集まるシニアたちの本音を描いている。「少女は卒業しない」同様に本作も有名スターは出ていない。主役を演じる岡本玲も準主役の磯西真喜(演劇集団円)も舞台での活躍のため知名度が低い。俳優の知名度が低い場合は内容が良くなければ観客は入らない。そういう意味では「少女は卒業しない」と本作は成功作といえる。なかなか面白い作品である。

         

        2023/03/18「コンペティション」☆☆☆☆★

        アカデミー賞助演女優賞ペネロペ・クルス、カンヌ国際映画男優賞アントニオ・バンデラス、ベネチア国際映画祭主演男優賞オスカル・マルティネス。演技派3人が演じるのは天才監督、世界的大スター、名舞台俳優。物語はある大富豪が後世に名前を残すためにと映画を作ろうと思い、あらゆる賞を総なめにしている女性監督に依頼する。原作はノーベル文学賞受賞賞作家のもので、主演はまだ共演をしたことのない大スターと大物舞台俳優。監督のローラはクランクイン前の読み合わせの現場で奇想天外なことを実施していく。果たして名作は誕生するのか?ラストシーンを含めて見逃せない場面連続、映画業界を風刺した最高のエンターテインメントが誕生した。世界各国で32の賞を受賞している納得の作品を堪能して欲しい。

         

        「シン・仮面ライダー」☆☆★

        「シン・ゴジラ」で斬新な演出の庵野秀明監督を称賛し、「シン・ウルトラマン」でウルトラマンの復活を喜んだ。シン・シリーズの3作目は仮面ライダーに決定。ここでも庵野監督の手腕を期待したが、非常に退屈な映画になってしまった。もちろんTV作品よりはアクションシーンもスケールアップしているのだが、途中退席を我慢して最後のエンディングまで鑑賞していた映画となってしまった。仮面ライダーを懐かしむ思いだけに残念でたまらない。

         

        2023/03/25「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」☆☆☆

        本年度アカデミー賞最多7部門受賞。しかも作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞という主要部門の受賞。素晴らしいと思いますが、私はこのハチャメチャな物語が作品賞受賞とは、アカデミー賞の格が落ちたとしか考えられない。私の大本命はスピルバーグ監督の「フェイブルマン」で作品賞・監督賞はもちろん主演女優賞もミッシェル・ウィリアムズの受賞と思っていた。「生きる LIVING」も主演男優賞・脚本賞を受賞すべく傑作であると考える。マルチバースの世界で娘と戦い家族愛を取り戻す内容は今日風かもしれないが、映画全体はB級アクション・エンターテインメントの世界である。主演ミシェル・ヨーの熱演は評価出来る。そして、この作品感想もお恥ずかしい話だが3度鑑賞してやっと書けたのです。最初の鑑賞は3月4日「フェイブルマン」を見た後にアカデミー賞作品賞ノミネート作品を見比べようとしたが10分で寝てしまった。2度目は本鑑賞記の25日だが、こちらも後半1時間くらいしか観てない。3度目の正直と思った3回目もウトウト。この映画は私には縁のない作品ということだと感じた。3回とも寝るような作品は評価に値しませんが世間的な評価を考慮して平均の点としました。

         

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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