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        奥 義久の映画鑑賞記

        2023年6月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2023/06/01「THE WITCH 魔女 増殖」☆☆☆

        秘密研究所アークが何者かに襲われる。生き残った一人の少女は研究所の外で姉弟と知り合う。師弟との交流で人間らしい感情に芽生えていくが、元々が遺伝子操作による超人的な殺し屋として養成されていた。アークの魔女プロジェクトの責任者は少女を抹殺しようと刺客を送る。アークを襲撃した別の超能力集団、師弟を狙うヤクザが入り乱れたバトルが始まる。韓国で大ヒットした魔女シリーズ第2弾。この後の第3弾が予告されるエンディング。少女役の新星シン・シアが魅力タップリで大物の予感。

         

        2023/06/02「ウーマン・トーキング 私たちの選択」☆☆☆☆☆

        原作は2005年~2009年にかけてボリビアの宗教コミュニティで起きた実際の事件を基にしたカナダの作家ミリアム・トウズの小説で、ニューヨークタイムズ紙「ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー」を受賞作品。この映画化権を3度のアカデミー賞受賞女優のフランシス・マクドーマンドが獲得し、ブラッド・ピットの制作会社PLANBに持ち込んだ。これだけでも興味が持たれると思うが、監督・脚本が女優として数々の賞を獲得し、監督・脚本としてもデビュー作でアカデミー賞にノミネート、2012年の「物語る私たち」では全米脚本家組合賞を受賞したサラ・ポーリー。本作では見事にアカデミー賞脚本賞を獲得した。それだけに構成がしっかりした作品で見ごたえのある映画となっている。物語は2010年にキリスト教信者の村で起きた連続レイプ事件。この事件が村の男達の仕業と分かった時、女たちは男性たちがいない2日間で、赦すか、闘うか、それとも去るかの選択をするために話し合いを求めてことになる。男尊女卑の村で尊厳を奪われた女性たちは未来を見据えて話し合いをする。全編のほとんどが納屋の中で、モノトーンの画面だが、脚本と実力者の演技が感動のドラマを作りあげている。出演はルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショーといったそうそうたるメンバーと今回は脇にまわったプロデューサー兼務のフランシス・マクドーマンドも出番は少ないがいい演技を見せている。☆5つの推奨作。

         

        2023/06/03「苦い涙」☆☆☆☆

        「Summer of 85」「すべてがうまくいきますように」と近年1年1作の話題作を作りあげている名匠フランソワ・オゾン監督の最新作は、1972年の名作「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」のリメイク。オリジナルは女性同士でファッションデザイナーとモデルをオゾン監督は男同士で映画監督と俳優志望にアレンジしている。

        デザイナー・ペトラを映画監督ピーターにおき書いたが、中年が若い愛人に振り回されて自我を失っていく姿は両作品に共通するところであろう。本作のピーター役はドゥニ・メノーシュ、名優イザベル・アジャーニがスター女優役でオゾン作品初出演。オリジナルでモデル役を演じたハンナ・シグラがピーターの母親役を演じている。ピーターを振り回す美少年には新人ハリル・ガルビア、ベテランと若手のアンサンブルが絶妙で舞台劇のような映画である。

        最後に本作は2022年のベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映され、ジョン・ウォーターズ監督が圧倒的に、2022年最高の映画と評したことを付け加えておく。

         

        2023/06/04「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」☆☆☆★

        2021年12月栗山英樹氏が侍ジャパンの監督に就任してから2023年3月WBC優勝までのドキュメンタリー。チーム専属カメラだからできたベンチ裏での姿等もとらえられている貴重なフィルム。特に本作品の題名になっている決勝戦前の大谷の挨拶「今日1日はあこがれるのはやめましょう・・・」は感動的。また、準決勝でメキシコの打者に3ランを打たれた佐々木朗希のベンチ裏での涙のシーンも、今後の佐々木の飛躍を期待できる想い出のシーンといえる。最後の大谷・トラウトの勝負は何度みても素晴らしい。

         

        2023/06/06「ブラック・デーモン 絶体絶命」☆☆☆

        B級映画だが、B級映画の面白さを堪能させてくれる作品。海底油田の視察とバカンスを兼ねてメキシコに来たポールと家族。街に賑わいはなく海中の油田基地には見知らぬ男二人がいるだけ。油田基地にしかけられた爆弾と基地の周りを周回する巨大ザメ・ブラックデーモン。爆発か、喰われるか?サバイバル・スリラーが楽しめる。

         

        2023/06/09「怪物」☆☆☆★

        「万引き家族」の名匠・是枝裕和がフランス、韓国で作品を作り、5年ぶりに日本映画の監督として戻って来た。脚本はいつものように是枝監督が書かず、「花束みたいな恋をした」の脚本家・坂元裕二、そして音楽は世界で活躍した坂本龍一。最初で最後(坂本龍一が亡くなったので)の最高のコラボレーションが誕生した。

        映画は3章構成で最初は母の視点、次に教師の視点、最後が子供の視点から描かれている。いじめ問題の証言の嘘が一人の教師を破滅に追いやる。誰もが持つ(?)こころの怪物をテーマにした異色作。主演は安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子、高畑充希、中村獅童の実力派揃い、黒川想矢と柊木陽太の子役の二人も好演している。本作は本年度のカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞しているが、エンターテインメント性が欠けている。玄人好みの作品といえる。

         

        2023/06/12「リトル・マーメイド」☆☆☆★

        ディズニー100周年記念作品の一つとしてアカデミー賞受賞のミュージカル・アニメーションの名作(89年製作)をロブ・マーシャル監督で実写化。主人公の人魚姫アニエルには歌手のハリー・ベイリーが抜擢された。エリック王子にジョナ・ハウアー=キング、アニエルの父トリトン王にアカデミー賞受賞者のハビエル・バルデム、魔女アースラには2度のアカデミー賞ノミネートのメリッサ・マッカーシーと豪華メンバーが脇を固めている。物語はご存じの通り、人間界に興味を持ったアリエルが難破船からエリック王子と恋に落ち、魔女アースラの妨害にも負けずエリックとの恋を成就させる。ディズニーならではの最高のファミリー向けファンタジー・エンターテインメント作品の傑作です。その割に☆の評価が個人的に辛いのは、かにのセバスチャンがアニメぽ過ぎて、せっかくの実写版なのにと思ったことと、ハリー・ベイリーも素敵ですが、人魚姫は私なりにすごく可愛らしいイメージがあり、少し違っていたことが要因です。でも、映画を見ているうちにハリーのアニエルもとても可愛らしく感じました。

         

        2023/06/13「ミーガン」☆☆☆★

        「アナベル」シリーズの絶叫映画の巨匠ジェームズ・ワンが「ハロウィン」「透明人間」のブラムハウスと組んで送り出した新作。

        寂しい少女をに笑顔をもたらすためのAI人形のミーガンは少女ケイデイを守るようにプログラムされていろ。そのプログラムがAI機能で成長した時、ミーガンが制御不能となり、惨劇が始まる。行き過ぎた愛情が狂気と変わるサイコ・スリラーです。それほど怖くなく楽しめます。

         

        2023/06/14「テノール! 人生はハーモニー」☆☆☆★

        オペラ教師マリーとバイト学生アントワーヌの出会いが、アントワーヌの人生を変えオペラ歌手を目指すヒューマンドラマ。この映画の最大の見どころはオペラ座を説得して、ガルニエ宮、グラン・ホワイエ(大広間)が撮影されたこと。また、世界的なテノール歌手ロベルト・アラーニャが本人役で出演している。マリー役はセザール賞助演女優賞を獲得し、2019年には監督業にも進出したミシェル・ラロック、アントワーヌ役のMB14はオーデション番組「THE VOICE」で準優勝した歌唱力のある新人俳優。オペラの名曲と絢爛豪華な舞台と素晴らしい映画が同時に楽しめる作品。

        2023/06/16「ザ・フラッシュ」☆☆☆

        愛する母を救うため時空を超えて過去の戻った最速ヒーロー・フラッシュ。過去を超えたことで時空が歪められ、地球滅亡の危機になる。フラッシュは地球を救うため、バットマンとスーパーガールの協力を得て地球滅亡を企むゾッド将軍と闘う。本作はDCユニバースのエンターテインメント大作で誰もが楽しめる作品だが、フラッシュを演ずるエズラ・ミラーが主役に相応しくなく思える。30年ぶりに復活したマイケル・キートンのバットマン、ゾッド将軍役のマイケル・シャノンが画面を引き締めている。スーパーガール役の新人サッシャ・カジェも悪くないだけに主役のミスキャストは残念である。

         

        2023/06/17「探偵マーロウ」☆☆☆★

        リーアム・ニーソン主演100本記念作品。今年3本目のリーアム主演作である。リーアムについては3月の「ブラックタイド」でコメントさせてもらったように、すっかりB級アクション作品の顔になってしまったが、今回は100本記念作品だけに相手役にはカンヌ国際映画祭の主演女優賞受賞のダイアン・クルーガーとアカデミー賞受賞の大物女優ジェシカ・ラングが顔を揃えた。フィリップ・マーロウ役は過去にハンフリー・ボガード、ロバート・ミッチャムらが演じている。マーロウの原作者はレイモンド・チャンドラーだが、本作はチャンドラーへのオマージュとして「ロング・グッドバイ」の続編としてベンジャミン・ブラック(ジョン・バンヴィル)が書いた「黒い瞳のブロンド」が原作となっている。物語はマーロウのところにブロンドの美女クレアが失踪した愛人ニコを探してくれと依頼される。クレアはハリウッドを代表する名女優ドロシー・クインキャノンの娘。マーロウは情報収取のため警察署に行くとニコは事故死していると言う。急成長する映画産業の闇にマーロウは関わっていくことになる。最近のリーアム作品にみられるアクションを期待すると裏切られるが、1940年から70年頃のハードボイルド映画を感じさせる良質な作品に仕上がっている。

        2023/06/18「水は海に向かって流れる」☆☆☆

        第24回手塚治虫文化賞新生賞受賞の傑作漫画の映画化。シェアハウスを舞台に心に傷を持つ榊さんの再生物語。シェアハウスに住む漫画家茂道のところに高校生直達が同居することになる。同居人は大学教授、女装の占い師、いつも不機嫌そうなOL榊さん。その榊さんと直達に因縁が判明した時、直達は榊さんの心を動かしていく。榊さんに広瀬すず、直達には子役からキャリアを積み上げてきた大西利空が等身大の高校生役を演じる。シェアハウスの同居人を高良健吾、生瀬勝久、戸塚純貴が演じている。他に北村有起哉、坂井真紀、勝村政信、當真あみが出演している。可も不可もない映画。広瀬すすのファンとか、好きな俳優が出てる等があれば見てもいいような作品です。

         

        2023/06/22「魔女の香水」☆☆☆

        本作も「水は海に向かって流れる」同様に出演者のファンなら楽しめる映画です。私も黒木瞳が好きな女優でしたので鑑賞しました。物語は桜井日奈子扮する派遣OLが魔女と呼ばれる香水店の店主と巡り合い、未来を切り開いていくシンデレラストーリーです。

        香水店主役の黒木瞳以外は大物役者が出演していませんが、香をテーマにしたユニークな作品です。渋谷に実在した香水店主をモデルにして誕生しました。

         

        2023/06/24「プーあくまのくまさん」☆☆☆

        プーの親友クリストファー・ロビンは大学進学にためプーとピグレットを100エーカーの森に置いて旅立つ。数年後ロビンが婚約者を連れて森に帰って来た時には、野生化して狂暴になったプーとピグレットがいた。プーが悪魔の怪物になるというアイデアが話題となり、大ヒットし続編が決定。プーさんが大好きな子供たちの夢を壊す作品だけに、本作は大人だけで楽しんで欲しい。

        敵役でも、プーとピグレットの顔が不細工すぎる事と野生化したのに洋服を着ている違和感は失敗だったように感じた。

        2023/06/27「告白、あるいは完璧な弁護」☆☆☆☆

        韓国で初登場第1位の興行収入を記録した作品。IT企業社長ミンホの不倫相手キム・セヒが密室のホテルで殺される。第1容疑者のミンホは100%無実を勝ち取る敏腕弁護士ヤン・シネに潔白証明を依頼する。雪深い山荘で二人は事件の検証を行い、ある交通事故が絡んでいる事を突き止める。ミンホ役は韓国の人気俳優ソ・ジンブ、弁護士に国際派女優のキム・ユンジン、キム・セヒ役に“AFTERSCHOOL”のナナという魅力ある顔合わせで、新たなサスペンスドラマの傑作が生まれた。

         

         

         

         

         

         

         

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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