2023年7月16日
奄美ジンの可能性
元拓殖大学教授
奄美在来種研究所長
叶芳和
世界中で、焼酎の兄弟・ジンブームが起きています。日本でも「破竹の勢い」。
ジンを造るには焼酎が使われます。奄美の黒糖焼酎も活性化に向けて、ジンやラム酒に多角化してはどうであろうか。
ジンはファッション性が高い。自由で創造的。若者向きの産業です。奄美のシマ興しに向いた産業でしょう。
ただし、ジンは造るのは簡単、センスのある作り手が成功する。「奄美ジンの可能性」は「奄美人」の可能性でもあります。
Ps.(紙幅不足補完)
八王子蒸溜所の中澤社長は「ジンは工業製品」と強調していた。「工業品」であるから、ボタニカルの情緒に訴えることなく、製品の高品質を追求することが主眼になるのであろう。
ジンの新規参入は、焼酎メーカー等だけではなく、大田区の町工場もある。決して6次産業ではない。