2023年7月23日
ドイツに見る原子力発電フェーズアウトの効果
公益財団法人 自然エネルギー財団
目次
- コラム|ドイツに見る原子力発電フェーズアウトの効果:自然エネルギー、蓄電池、水素を加速
- 資料・動画公開|世界の鉄鋼業、2040年脱炭素化に向けて
- 統計・マップ|エネルギー全般(電力)
- 統計・マップ|洋上風力・送電線マップ(開発状況一覧)
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1. コラム|ドイツに見る原子力発電フェーズアウトの効果:自然エネルギー、蓄電
池、水素を加速(7/20掲載)
ロマン・ジスラー 自然エネルギー財団 上級研究員
2023年の上半期に、ドイツの電力消費量の50%以上が自然エネルギーの電力で供給された。この目覚ましい結果は、エネルギー効率化と省エネが主な要因である。
2023年4月15日に原子力発電のフェーズアウト(段階的撤廃)を完了して以降、ドイツではコスト競争力のない国内の化石燃料による電力が輸入に置き換わった。
その輸入の多くは自然エネルギーの電力である。
ドイツは2030年までに電力消費量の80%を自然エネルギーで供給し、さらに2035年までに国全体の電力を完全に脱炭素化する目標を掲げている。
この野心的な目標を達成するために、風力と太陽光を対象に意欲的な導入目標と優遇策を決定した。
出力が変動する風力と太陽光を補完する対策として、蓄電池と水素対応ガス火力発電も推進していく。
蓄電池は経済性が高まり、導入量が急拡大している。一方の水素対応ガス火力発電は蓄電池ほど成熟していないため、競争力を高める調達プロセスを通じて支援する方針だ。
→もっと読む
https://www.renewable-ei.org/activities/column/REupdate/20230720.php
2. 資料・動画公開|世界の鉄鋼業、2040年脱炭素化に向けて(7/12開催)
自然エネルギー財団が、7月12日(水)に開催したセミナー「世界の鉄鋼業、2040年脱炭素化に向けて」の講演資料と動画を公開しました。多数の方にご参加いただき、ありがとうございました。
→資料・動画をみる
https://www.renewable-ei.org/activities/events/20230712.Php
3. 統計・マップ|エネルギー全般(7/21更新)
電力四半期の2023年1-3月データを追加しました。
→データをみる
https://www.renewable-.org/statistics/energy/?cat=electricity#quarterly
- 統計・マップ|洋上風力・送電線マップ更新(7/19更新)
開発状況一覧(環境影響評価実施エリア)を更新しました。
和歌山県、徳島県での環境影響評価情報等を更新・反映しています。
→洋上風力・送電線マップをみる
https://www.renewable-ei.org/statistics/offshoremap/
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参加登録受付中|[Webinar] 2035年60%削減の衝撃:日本のエネルギー政策は変われるのか
8月3日(木)17:00-19:00 / オンライン開催
https://www.renewable-ei.org/activities/events/20230803.php
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https://www.renewable-ei.org/activities/information/20201116.php
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