日中韓環境・観光共同体について
国際アジア共同体学会 学術顧問、名古屋市立大学22世紀研究所特任教授
旧運輸省(現国土交通省)通訳案内業国家試験(英語)合格認定ガイド
中川 十郎
(1)ポストコロナの経済振興には、国際観光振興が重要になる。国内外の観光インバウンド、アウトバウンド振興により、地域活性化も期待できる。
(2)欧米では観光がGDPの4~6%に達するという。日本の場合はGDPの1%、約5兆円だが、これを今後2%、10兆円に引き上げることに注力すべきである。
(3)そのためには観光に付随し、メデイカルツーリズム、文化、環境、農業、教育分野も含めた総合的観光戦略を構築することが望ましい。
①健康ツーリズムについては日本で健康診断もあわせ行い、その後、温泉などで保養し、Organic食品で健康食を摂取する。例えば山中湖にある600床のクリニックなどを活用するのも一法である。あわせ日本の健康食を紹介する。
②日本文化紹介については伝統文化の浅草の端唄、日本舞踊なども紹介する。若者には新宿、原宿、銀座などのレクリエーションセンターを紹介。
③環境に関しては空気、水のきれいな観光地、保養地を紹介。例えば箱根、熱海、伊東など。
④農業ツーリズムに関しては農漁村を紹介。森と水に囲まれた景色と新鮮な野菜や果物、魚介類を提供し、Country Tourを楽しんでもらう。
⑤若者の旅行客には日本の大学Tourを組み、模擬講義を受け、日本への留学を支援する
(4)地域振興とも関連し、地方自治体との協力が望ましい。
(5)上記はまず日中韓 でソールの日中韓協力事務所、ASEANとはASEANセンターとも協力し、推進することが望ましい。
(6)さらに国土交通省観光庁、民間の旅行会社、大学の観光学科などとも協力し、日本の観光振興に関して検討することが望ましい。
(7)最終的には外国の旅行会社、政府の観光振興局などとの協力を推進し、まずは日中韓で研究、協力することを提言したい。
以上