Vol.341 2023/08/04
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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ウクライナで急成長する代理出産ビジネス
ぶっちゃけ、ロシア軍との反転攻勢で一進一退を続けるウクライナですが、国内経済は悲惨さを増すばかりです。
日本では関心の対象外のようですが、ゼレンスキー政権は3重苦に直面しています。
第1は、ロシア軍を追い返そうとし、NATO諸国から軍事物資の支援を受けているのですが、欧米製の戦車やミサイルを使いこなせる兵士の訓練が追いつかないため、思ったような戦果が上がっていないこと。
第2は、戦前からウクライナは「ヨーロッパ最悪の汚職大国」と異名を取っていましたが、ゼレンスキー大統領やその側近による目に余る汚職に対して、野党や民間の反汚職団体が「これ以上見過ごせない」と糾弾の声を上げ始めたこと。
第3が、長引く戦争のため、仕事も奪われ、生活苦に追い込まれた市民が急増していることです。
そんな中、急成長を遂げているのが「代理出産ビジネス」に他なりません。
実は、代理出産は世界各地で広がっているのですが、全世界の4分の1以上を占めるまでに伸びているのがウクライナなのです。
昨年、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、先月までの間に1000人を超える赤ん坊がウクライナの代理母によって誕生しています。
中でも首都キーウにあるドイツ系のクリニック「バイオテックスコム」が人気で、600人を超える赤ん坊が生まれた模様です。
ヨーロッパ、特にドイツやイギリスの富裕層からの注文を受け、ウクライナの女性たちが出産のための代理母を務めているといいます。
その報酬は赤ん坊一人生むことで2万2000ドル(約300万円)とのこと。
生活苦に陥っているウクライナの女性にとっては得難い資金源です。
しかも、妊娠中は住居や食事も提供され、医療面でも手厚い保護が得られるため、応募する貧しい女性は後を絶ちません。
欧米諸国からは「人権侵害」との指摘も出ていますが、ウクライナ当局は一向に耳を傾ける様子はないようです。
昨年、ウクライナの議会では「代理出産はウクライナ人を両親に持つ赤ん坊に限定すべき」との法案が提出されましたが、議会では否決され、廃案になってしまいました。
何しろ、こうしたクリニックを経営している側は政府や議会に対して相当な賄賂を配っており、「こんな美味しいビジネスは止められない」とうそぶいています。
更に、ウクライナでは赤ん坊や小児売買の闇市場も隆盛を極めている模様。
ゼレンスキー大統領もウクライナへの資金援助を拡大するバイデン大統領も、戦争の裏側で広がる、こうした闇ビジネスには目をつぶったままです。
ぶっちゃけ、貧しさにつけ込んでいるわけで、戦争犯罪と言わざるを得ません。
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