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         2023年10月27日発行

        世界の最新トレンドとビジネスチャンス

        第361回

        「存在感を増すフィリピンへの投資を加速する日本企業」

        浜田和幸

         

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        岸田首相は11月3日から5日の予定でフィリピンとマレーシアを訪問します。

        実は、このところ、フィリピンの存在感と可能性が世界の注目を集めているのです。マルコス2世大統領の下、政治的な安定感と経済的な急成長が呼び水となり、日本企業も相次いで進出と投資を加速させています。日本商工会議所でもフィリピンへ大型の投資促進調査団を派遣し、アジアの中でも今後の飛躍が期待される新市場への参入を試み始めました。

         

         政治的には12月16日から18日には東京で日本ASEAN特別首脳会議が開催される予定もあり、岸田首相とすればその地ならしを意図している模様です。今年は日本とASEANは友好協力関係50周年でもあります。日本の首相が両国を訪問するのは安倍元首相以来で、岸田首相にとっては就任後初のこと。本年2月に日本を訪問したマルコス2世大統領の招きに応じる形です。

         日本ではあまり話題になっていませんが、マルコス2世大統領は8項目の社会経済発展計画を推進しています。その中では、特に社会の治安維持と人材育成が目玉となっており、日本政府や日本企業への期待が高まっていることは言うまでもありません。フィリピンはデジタル経済に欠かせないインフラ整備や環境に配慮したグリーン経済にも力を入れる意向を明らかにしています。その中では、相互に関連する農業と気候変動対策も最重点課題として急浮上しているとのこと。要は、日本とフィリピンとの相互協力のすそ野は広がる一方ということです。

         

         また、フィリピンもマレーシアも「同志国」同士の軍事協力を加速する狙いで日本政府が創設した「政府安全保障能力強化支援(OSA)」の初年度の対象国に他なりません。フィリピンのマルコス2世大統領は対中接近を強めた前政権と違い、日米との関係強化を指向しています。その背景には、フィリピンと中国が領有権を争う南シナ海のスカボロー礁に中国が9月に障害物を設置したり、両国の海上警備隊がしばしば衝突するなど、周辺海域で緊張が高まっていることも影響していることは論を待ちません。

         

         一方、マレーシアのアンワル首相は昨年11月の就任以来、既に2度訪中するなど、中国との関係強化に動いています。岸田首相はアンワル首相とは9月のASEAN首脳会議で短時間懇談したことはあるものの、正式な会談には至っていません。そのため、12月の特別首脳会談の前に対中関係を含め、安全保障面での意見のすり合わせを必要としているわけです。

         

         去る10月2日、フィリピンとアメリカはフィリピン周辺の海域で合同軍事訓練を実施しました。日本の海上自衛隊も参加したばかりです。この演習にはイギリスやカナダも合流。こうした軍同士の関係強化の流れを受け、フィリピン国防省では岸田首相のマニラ訪問中に、日本との間で軍事相互訪問協定(VFA)の署名に至ることを期待していることは間違いありません。この協定が結ばれれば、両国の軍人の相互訪問や訓練がスムーズに実施されることになるからです。

         

         知らない人も多いかも知れませんが、フィリピン沿岸警備隊は昨年、円借款で2隻の巡視船(全長97メートル)を建造して引き渡しも行われたところですが、新たに大型巡視船5隻の追加供与の話が進んでいるのです。フィリピン沿岸警備隊は多数の大型艦船を展開する中国海警局に圧倒されているため、日本からの支援を受け、形勢の強化を図ろうとしています。海上警備力の向上を目指して、フィリピンは「ホライゾン3」計画を進めていますが、これはフィリピン空軍が対潜水艦用ヘリコプターを増強し、西フィリピン海域での違法な操業を監視するもの。また、日本以外からも警備船を新たに40隻ほど購入する模様です。

         

         フィリピンの漁民は西フィリピン海域で中国の海警局による妨害行為を受けているようで、フィリピンは独自の対策を講じていますが、それ以外にも国際的な対応が必要となってきました。この面でも、日本とフィリピンは「中国」という共通の課題に直面しているため、相互理解と対応策での協調が喫緊の課題となってきたわけです。こうした動きには、アメリカのみならず、韓国やフランスも合流する意向を表明しています。改めて、日本の調整力と企業サイドからの支援策が必要とされる所以です。フィリピンでは岸田首相の11月の訪問への期待が高まっています。

         

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        著者:浜田和幸

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