┏━2023年02月━━
┃☆☆☆ 国際資産税ニュース特別版 ★
┃★★ 友香先生のハワイ通信 ☆☆
┃☆ vol.14 ★★★
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 辻・本郷 税理士法人
アメリカ・ハワイ州における国際税務や遺産相続について
現地在住の弁護士が具体的な事例をご紹介します。
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┏★ プロベートの種類
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プロベートには、Informal ProbateとFormal Probateの2種類があります。
【1】Informal Probateとは
Informal Probateとは、裁判所の関与や、裁判所でのヒアリング等を
伴わず、プロベートを完結させる手続きを指します。
当プロベートの場合、弁護士は、故人の死亡証明書やその他の書類を
裁判所のプロベート窓口に提出します。プロベートの裁判官は関与せず、
書類の提出のみでプロベートを完結することができます。
Informal Probateは、故人がアメリカ国内で亡くなり、アメリカに
おいての死亡証明書が発行された場合の手続きに、適しています。
【2】Formal Probateとは
Formal Probateにおいては、弁護士が裁判官とのヒアリングを要請する
ための申請書を提出し、その後、裁判所に指定される、裁判官との
ヒアリングに出席することを伴います。
当プロベートは、遺言書の効力等において、解決できない事項等があった
場合、プロベートの裁判官に判断を委ねるために、行います。
また、Formal Probateは、日本在住であった故人で、死亡事実が戸籍に
記されている方等のプロベートをするために、適しています。
ハワイ州のプロベートの裁判官は、自らの裁量によって、他国の
死亡証明書を受け入れることができるため、日本の戸籍の英訳を、書類への
アポスティーユ手続きを必要とせず、受領してくれる場合があります。
【3】まとめ
どの種類のプロベートが遺族に適しているかを確認できるようにする
ために、上記のプロベートの種類を知っておくことは良いことです。
【執筆者】===========================================
本郷 友香(ほんごう ゆか)
TH弁護士法人パートナー 米国弁護士
プロベートやTransfer on Death Deed等を含む、
遺産相続に関するサービスを提供しています。
また、ハワイ州でのキャプティブ保険会社の設立や、
設立後の維持管理等を含むサービスも提供しています。
MAIL:info@hongolaw.com WEB:Hongo Law Office 本郷法律事務所
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