2024年2月11日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
令和6年1月29日
上川陽子外務大臣殿
元駐スイス大使 村田光平
拝啓
人道主義に立脚して市民社会の立場から長年に亘り発信している
元駐スイス大使の村田光平です。力と支配に立脚する父性文明を
倫理と連帯に基づく母性文明に転換させることを訴え続けております。
世界が直面する危機の原因は倫理の欠如であると指摘しております。
人力の限界を思い知らされ、古代ギリシャの哲学者プラトンの教えを私なりに三原則(天地の摂理、歴史の法則、老子の天網)に取りまとめて発信しております。
ウクライナ危機及びイスラエル・パレスチナ紛争は核兵器の使用の可能性への新たな対応を求めております。マンネリに陥った核廃 絶運動に新たな息吹を与えることが緊急課題となりつつあり、そのための具体案として改めて脱原発を核廃絶の前提条件とすることを提案させていただきます。 これに勝る脱原発を促進する方法は考えられません。
このたびの能登半島地震は原発を推進することの罪深さを改めて
実感させるものでした。
福島原発事故の教訓は経済至上主義から生命至上主義への転換であることが想起されますが、今後も予見される両者間のせめぎあい の結果は天地の摂理からはこの転換が実現するものと思われます。野蛮な流血に終止符を打たせる世界平和の実現の見地から人道主義の普遍化が最優先の緊急課 題となったのが世界の厳しい現実と受け止めております。
貴大臣の一層の御活躍と御発展を心からお祈り申し上げます。
敬具
令和6年1月28日
小泉純一郎総理殿
元駐スイス大使 村田光平
拝啓
人力に失望して案出した哲学の教え(天地の摂理・歴史の法則・老子の天網)は現在起こりつつある日本一変、世界一変の説明にかなり役立っていると思われます。
原子力推進勢力に対しては敢えて立ち向わず天地の摂理に委ねるにしくはないというのが率直な気持ちです。
天は見ているのです。
ウクライナ危機及びイスラエル・パレスチナ紛争は核兵器の使用の可能性への新たな対応を求めております。マンネリに陥った核 廃絶運動に新たな息吹を与えることが緊急課題となりつつあり、
そのための具体案として改めて脱原発を核廃絶の前提条件とする
ことを提案させていただきます。
これに勝る脱原発を促進する方法は考えられません。
このほど貴総理と片桐奈保美さんの素晴らしい意見広告「再稼働を問う!」(こちら)http://kurionet.web.fc2.com/saikadou20240103.html
を片桐さんからお送りいただき読ませてい ただきました。
反論の余地のない貴総理の度重ねての脱原発のご発信が、いまだに関係方面から陳謝も釈明もなく放置されていることは天地の摂理に委ねること の正しさを立証しております。
最近の世論の目覚めはその成果と受け止めております。
貴総理の一層の御活躍を期待する世論の存在も確認できております。
一層の御活躍と御健康をお祈り申し上げます。
敬具
2024年1月23日
南丘喜八郎主幹殿
中村友哉編集長殿
拝啓
哲学の教えに立脚し、下記展望を指摘させて頂きます。
このたびの能登半島地震は原発を推進することの罪深さを改めて
実感させるものでした。
福島原発事故の教訓は経済至上主義から生命至上主義への転換で
あることが想起されますが、今後も予見される両者間のせめぎあいの結果は天地の摂理からはこの転換が実現するものと思われます。野蛮な流血に終止符を打たせる世界平和の実現の見地から人道主義の普遍化が最優先の緊急課題となったのが世界の厳しい現実と受け止めております。
元駐スイス大使
村田光平