今週のお薦め作品 2月9日公開「カラーパープル」
公開日は先週のお薦めと同じ日ですが、本作も推薦したいと思い
2週続けての9日公開作品となります。
1985年スティーブン・スピルバーグが映画化し、アカデミー賞10部門にノミネートされた名作。残念ながらアカデミー賞は無冠に終わったが、観客に支持され5ヶ月のロングラン公演の大ヒット作になった。2005年にはブロードウェイで舞台化。本作はそのミュージカル版の映画化である。製作にはスピルバークも参加している。本作の原作は1982年にアリス・ウォーカーが発表した作品で、女性に対する暴力的支配と人種問題をテーマにして、黒人女性として初めてピューリッツア賞を受賞した。(物語のあらすじは私の鑑賞記を参照ください)セリー役はブロードウェイでも2007年から8年にかけてセリーを演じたファンテジア・バリーノ、セリーの生き方に影響を与えるシュグにはタラジ・P・ヘンソン、セリーの夫ミスター役はコールマン・ドミンゴ、少女時代のネティには「リトル・マーメイド」で主役を演じたハル・ベイリーが演じている。他にH.E.R、シアラの人気シンガーソングライターが共演している。1982年の名作「愛と青春の旅立ち」で鬼軍曹役を演じたルイス・ゴセット・Jrがミスターの父親役で出演しているのも私には懐かしかった。最後にミュージカル映画の代表作は「ウェストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」が双璧で3位が「オペラ座の怪人」本作を4位、5位が「マイ・フェア・レディ」とし、BEST5に入る傑作です。