Vol.367 2024/03/08

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浜田かずゆき の

『ぶっちゃけ話はここだけで』　　　　　　　　　

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プーチン王朝”誕生に向けて憲法改正を目論むロシアの大統領

 

ぶっちゃけ、日本ではメディアを中心に、「老老対決」としか言いようのないアメリカの大統領選挙に関心が集中しているようです。

自分がどこで誰と話しているのかも定かでないバイデン大統領と、口から出まかせの言いたい放題のトランプ前大統領の戦いに、

大半のアメリカの有権者は愛想を尽かしています。

 

現職のバイデン大統領は「まだやり残している仕事がある。

心身ともに万全だ」と自己PRに余念がありませんが、ファーストレディのジル夫人はマスコミからの質問をことごとくシャットアウトし、夫の失言癖をカバーするのに必死のようです。

 

一方のトランプ前大統領ですが、「俺がホワイトハウスにカムバックすれば、その日の内にウクライナ戦争を終わらせる。

プーチンもゼレンスキーも俺の言うことなら聞くはずだ」と根拠なきジコチュー発言を繰り返しています。

どちらが大統領になっても、アメリカの力は地に落ちるしかなさそうです。

 

そんなアメリカの凋落ぶりや国家分裂状況をしめしめと眺めながら、自らの権力基盤を強化しつつあるのがロシアのプーチン大統領に他なりません。

来る3月１７日には大統領選挙を迎えます。

 

ナワリヌイ氏の獄中死を受け、国内では「プーチンの仕業だ。

プーチンなきロシアを目指そう」といった活動も見られますが、大きなうねりにはなっていません。

それだけ、プーチン氏の独裁的な体制が確立しており、反プーチンの動きは秘密警察によってことごとく封印されてきたからです。

経済の疲弊が深刻化していれば別でしょうが、欧米からの経済制裁にもかかわらず、ロシア経済は順調な発展を遂げています。

中国やインドなどが安価なロシア産の原油や天然ガスを購入しているからです。

しかも、欧米諸国まで、第３国経由でロシア産の資源の輸入を急ピッチで拡大しています。

 

そんなプーチン大統領は中国の習近平国家主席と語らい、「月に原子力発電所を共同で建設し、月の資源開発を推進する」とまで発言。

それやこれやで、来週の大統領選挙では圧勝することが確実視されています。

しかも、プーチン大統領には３人の女性との間に６人の子供がいますが、９歳の長男を自らの後継者に指名し、プーチン王朝を形成する準備に余念がありません。

ロシアの憲法では大統領は３５歳以上と規定されていますが、これまでも鶴の一声で憲法を改正してきたプーチン氏とすれば、

息子が２１歳になった時点で大統領に任命することも朝飯前ということでしょう。

また、今回の大統領選挙が終わった時点で、長女で医者のマリア（３８歳）を保健大臣に、次女で知財発展財団の所長のカテリーナ（３７歳）を文部大臣に任命するとのウワサが専らです。

ぶっちゃけ、アメリカよりもロシアの大統領選挙の行方が気になります。

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