2024年4月7日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
近況ご報告までにテニス仲間の作家内山安雄氏が月刊誌
「小説宝石」 の三月号に寄稿した記事(page204,205)の中で私に言及した部分を報告させていただきます。
要するに同氏が拾った100万円近くの落とし物をあれやこれや考えた末に 私の発信した哲学の教え(特に老子の天網)に沿って
警察に届けることして 罪人にならずに済んで「村田大先輩に感謝あるのみ」と記しております。
他方、昨日家内は午後に財布を紛失、重要カード類全てを失う羽目に落ち入り 絶望感に追いやられていたところ、
夕刻あるトラックの運転手を名乗る人から 電話があり、
財布を見つけたので夜半近くまでに拙宅に届けるとの連絡が入りました。
家内は九死に一生を得た喜びようでした。
真夜中に現れたの は30歳前後の好青年で、両親のいない孤児であった方でした。
このタイミングで二つの落とし物に関われたことに不思議な偶然を感じております。天は見てくれているのだと感じました。
全ての危機の真因は倫理の欠如であることが日々立証されている
昨今です。
日本一新、世界一新の開幕と見ております。「正義と倫理が支配する世の中」では経済至上主義から生命至上主義への変容は不可避でしょう。
資本主義も変容を迫られましょう。