◆◇◆ 本郷孔洋のビジネスの眼 vol.725 ◆◇◆
火災保険
「もしもし、保険会社ですか。ちょっと伺いたいんですけど。
夫が火災保険をかけていたんです。
その夫が死にました、保険金はおりるんでしょうか。」
「ご主人は火災に遭われてお亡くなりになったんですね?」
「いいえ、悪性のインフルエンザのせいです。
でも、火葬に付しましたので…」
(ジョーク集より)
損保の人に聞きますと、火災保険は儲からないそうです。
災害とセットですから。
昨今の災害を見るにつけ、納得します。
10月もよろしくお願いいたします。
ESGの落とし穴(2024年10月03日)
1.ESGの旗手「粉飾」で倒産
「ESGに引き寄せられ、多くの銀行が取引を深め、
多額の損失を被った。」(東洋経済 2024/09/19)
倒産したのは、環境経営総合研究所(ERI)で、
古紙を原料として再生プラスチックの素材を開発、
販売している会社です。
2.ESGは儲からない
もう10年以上前になりますが、環境ビジネスの講義を
大学院で行っていたことがありました。
当時から、環境はどうやって儲けるのかな?と
考えれば考えるほど、疑問でした。
私の環境ビジネスの刷り込みは、
「ミルク補給(補助金)なしでは、成り立たない仕事」と、
今でもそう思っています。
3.ESG投資のリスクと重要性
投資するときは、ぜひ、昨今のブームに流されず、
慎重に考えてください。
もちろんESGの重要性を認識し
良い投資の選別が重要です。
ほんごうでした。