Vol.365 2024/02/16

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浜田かずゆき の

『ぶっちゃけ話はここだけで』　　　　　　　　　

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南北朝鮮のトップを巻き込みわが世の春を謳歌するディオール

 

ぶっちゃけ、世界的な超有名ブランド「ディオール」だけのことはありそうです。

韓国のファーストレディを巻き込み、「ソウルのマリーアントワネット事件」とまで揶揄されているのが、「ディオールバッグ・スキャンダル」に他なりません。

前々から整形手術、経歴詐称、株価操作、占星術（シャーマン）疑惑などで、ユン大統領の足を引っ張ってきたのがキム・ゴンヒ夫人です。

確かに、美人経営者としてアート展示ビジネスで大成功を収め、「夫は自分がいなければ何もできない」と豪語し、大統領選挙の期間中から、その存在感は圧倒的でした。

しかし、「好事魔多し」でしょうか。

アメリカ系韓国人牧師から高額のディオールバッグをプレゼントされ、その一部始終が腕時計の隠しカメラで撮影されていたのです。

韓国では公務員やその配偶者は７５０ドル以上の金品を受け取ることは法律で禁止されています。

ところが、キム・ゴンヒ夫人は２２００ドルのディオールバッグを受け取っていたのです。

その映像が韓国のネット上で公開され、賛否両論が渦巻いています。

このプレゼントを持ち込んだ牧師曰く「ユン大統領の当選祝いの際にシャネル化粧品を持参した時、彼女が政府の人事に口を挟んでいる様子を垣間見た。これはまずいと思い、大統領を操る夫人の実態を世間に知らしめるために、隠しカメラを使った」。

とはいえ、これが撮影されたのは昨年の９月のこと。

公開されたのはごく最近のことで、４月１０日に予定されている総選挙において、ユン大統領の率いる与党の失墜を狙った可能性も否定できません。

そのため、ユン大統領も釈明のＴＶインタビューで「明らかな政治工作だ」と夫人を弁護。

 

ただ、興味深いことに、ディオールのブランド商品は北朝鮮でも大人気ということです。

金正恩総書記の妹は７０００ドルのディオールバッグを持ってロシアを訪問し、娘は２５００ドルのディオールのジャケットを身に着けています。

もちろん、金正恩氏の夫人もディオールのバッグが大のお気に入りのようです。

北朝鮮は国際的な経済制裁を受けていますが、抜け道だらけのため、金一族やその取り巻きは「喜び組」を始め、欧米の高級ブランドでウハウハしています。

金正恩一家は国民の不満はお構いなしで、わが世の春を満喫しているようですが、いつまで続くことでしょうか。

 

と同時に、韓国ではユン大統領の支持率は急落しており、４月の総選挙やその後の大統領選挙では厳しい結果が待っているようにも思えます。

とはいえ、話題を提供しているディオールは絶好調で、創業社長のアーノルト氏はイーロン・マスク氏を抜いて世界１の大富豪の座を手にし、娘を後継者に指名。

ぶっちゃけ、ディオールこそがわが世の春を謳歌しているようです。

 

 

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