Vol.398 2024/11/08
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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トランプ大統領の復活:新たな政策や人事にアメリカも世界も対応できるのか
ぶっちゃけ、事前の大方の予想に反して、アメリカの大統領選挙はトランプ前大統領の圧勝に終わりました。
ハリス副大統領は早々に敗北を認め、投開票日の夜、母校の大学に集まった支持者の前にも姿を見せず、意気消沈の様子です。
これこそ、トランプ候補とハリス候補の姿勢の違いでしょう。
もし、ハリス候補が勝利したとなっていれば、トランプ候補は支持者に向け大演説をぶち、「不正が行われた。我々は間違いなく勝っていた。正義のために、皆、銃を持って立ち上がれ。ホワイトハウスを奪い返そう」といった過激な行動を促したはずです。
まさに内戦状態が発生した可能性もありました。
その意味で、ハリス候補があっさりと敗北を認めたことは、アメリカ社会にとっては「不幸中の幸い」と言えるかも知れません。
今回のトランプ勝利の背景には、アメリカ国民のバイデン政権下での経済、医療福祉政策に対する不満があったものと思われます。
史上最悪の財政赤字に陥っていながら赤字国債を発行することで生き延びているのが現在のアメリカです。
その点に大胆なメスを入れようとしているのがイーロン・マスク氏に他なりません。
トランプ氏に取り入り、新政権の閣僚入りを目指しています。
彼の目指すのは国家財政の立て直しで、政府のムダを徹底的に洗い出し、予算を大幅に削減することです。
トランプ新大統領はマスク氏を新たに立ち上げる「政府財政見直し省」のトップにすげるとのこと。
また、ロバート・ケネディ・ジュニアも選挙戦中盤からトランプ支持を打ち出し、政権入りを確実にしました。
彼に言わせれば、「アメリカ国民は大人も子どもも60%が慢性疾患を抱えている。その最大の理由は食品や医薬品に含まれている有害物質」とのこと。
ワクチン接種反対の急先鋒のケネディ氏ですが、国民の健康を取り戻すために食品・医薬品の安全基準の見直しを進めると主張しています。
ケネディ氏曰く「アメリカの少年たちの77%は兵役検査に合格できない。それほど慢性疾患に飲み込まれているわけで、アメリカの未来は危機的な状態になっている」。
更に意外な人事ではロシアに亡命中のエドワード・スノーデンをNSA(国家安全保障局)の長官に登用する交渉も進んでいる模様です。
ぶっちゃけ、トランプ流のアッと驚く新たな政策と人事が打ち出されるでしょうが、アメリカのみならず世界が戸惑い、混乱が巻き起こる可能性も否定できません。
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