2024年12月12日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
「経済至上主義から生命至上主義への転換」と併せ「人道主義の普遍化」が人類の緊急課題です。
人類にとり宗教と並び哲学の重要性を認識させるために、「天の摂理」に加え「天地の摂理」という言葉をつくりました。
そして哲学の教えとして、この天地の摂理(地球と人類を守る)に
加え、歴史の法則 (不道徳の永続を許さない)、老子の天網(悪事は露見し天罰が課される)の三原則にまとめ発信し続けています。
このたびノーベル平和賞が被団協に授与されたことは、
世界を核廃絶の目標に大きく近付けたと言えましょう。
核廃絶に向けて、下記の諸提言に世界はこれまで以上に耳を傾ける環境が生まれたと言えます。
- 市民社会による脱原発と核廃絶を求める二つの市民運動間の
連携の樹立。
2. 脱原発を核廃絶の先決条件と位置づけてその実現を急ぐこと。
3. 六ヶ所村の再処理工場は事故が発生すれば瞬時に一万人の
犠牲者を生むとされる(ケルン原子炉研究所)。
その廃炉は人類の急務。
4. 深まる世界の混迷を前にして全てを天地の摂理に委ねる道が
残されている。
(了)