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        ローマ教皇 来日を振り返って

        縄文道通信14号 カトリシズムと縄文道      2019/11/25

        一般社団法人縄文道研究所代表理事

        加藤 春一

         

         

        ローマ教皇フランシスコの38年振りの来日。長崎と広島での核廃絶と平和のメッセージは強烈なインパクトであった。核抑止力を認めず恒久的な核廃絶と世界平和を日本のみならず世界に訴えた素晴らしいメッセージであった。

         

         

        本日、幸運にも東京ドームでのローマ教皇ミサに三軒茶屋カトリック教会の信徒約60人と共に参列の機会に恵まれた。ミサ開始の2時間半前に到着したが、会場は既に満杯の5万人近い人々がもの凄い熱気をもって、これから開始するであろう、日本での世紀の集いを見守っていた。

         

         

        午後4時近い頃、突如大きなざわめきと歓声が起こり、一斉に旗が振り始められた。

        ローマ教皇が愛用の環境に優しいトヨタの燃料電池車「MIRAI-ミライ」に乗って、満面の柔和な笑顔で白いローブを身にまとい、5万人の観衆の前に現れた。

        会場の大きな映像に照らされた画面から、次々に小さな子供を抱き上げ、大きな愛情と祝福の抱擁と幼子への頬やおでこへの口づけは、偉大なキリストの代理人しか真似の出来ない素晴らしい表現であった。幼子を抱き上げる度に、会場は割れんばかりの

        歓声に包まれた。

         

         

        今迄に見たことのない恐らく数百人近い司祭の入場が有り、大オーケストラに合唱と共に、荘厳なミサが開始された。

        式次第は毎週日曜に与かるミサの式次第と同じだったが、強く印象に残ったのは

        • ローマ教皇の品位と威厳のある荘重な声  2.存在そのものが醸し出す圧倒的

        存在感 3.シスターの素晴らしいミサ曲の歌声 4.世界5つの言語で祈られた共同祈願 5.約5万人の殆どの信者への聖体拝領を待つ列

        6.何よりも素晴らしい核廃絶、平和への祈り、自然環境破壊への警告、そして富の

        不公平と、貧者、弱者への温かい眼差しのメッセージであった。

         

        全てが圧倒的迫力と、参加者へ深い感動を与える約3時間の大ドラマを見るようであった。多くの参加者が涙を流しながら感動的なミサに与かっていた。

        筆者にとっても、人生で最高のミサに参列でき、今迄生かされ生きてきて良かったとの思いと同時に神様への感謝の気持であった。

         

        長崎 広島 そして天皇、安倍首相との会談でも常に繰り返されてきたメッセージは

        縄文道で提唱するメッセージと共通項がある。それは以下 3点である。

        • 環境破壊 ――人類は地球を破壊、破滅させてきたー今こそ自然環境の回復

        そして何よりも自然との共依、共生が重要なこと。

        • 平和への希求――長崎 広島での平和メッセージは核廃絶、二度と核は

        使用されてはならない、 又戦争はこれ以上繰り返してはならないという切実なる恒久平和の訴え。

        • 富の平等 ―――貧困に苦しむ人々と苦難を分かち合い、世界の富の配分の

        公平と人類の持続的繁栄(経済だけではない)を訴えていた。

         

        以上の様な普遍的な地球環境問題、平和の大切さ、貧困、不平等の是正といったメッセージは、今回の来日でのあらゆる場面で一貫して訴えられていた。

        又他宗教の代表と一緒に、宗教間の対話と理解も呼びかけられていた。

        これらの普遍的な地球規模の問題は、全て国連のSDGにおいても提起されてきた人類共通の課題だ。さわさりながら

        今回、ローマ教皇が自ら長崎、広島、東京の東京ドームで訴えられ且つ、天皇と

        安部首相との会談でも確認され世界に発信された意味と意義は極めて大きい。

         

        縄文道の提唱者としては、縄文道の普遍的価値を平易にローマ教皇が

        世界へ発信して頂いたお陰で:

        • ローマ教皇の世界平和へのメッセージ
        • 国連SDGの持続的成長へのメッセージ
        • 縄文道の自然との共生、平和への希求、富の公平な配分というメッセージ

        が三位一体となった。

        改めて日本が世界的に誇る縄文時代の縄文人の生きてきた道が現代の国連

        SDGと ローマ教皇メッセージと共通に重なるわけで、今後大きく世界に発信出来る

        自信と根拠を得た。 普遍の道の縄文道と、大和の道の道徳体系を主張した武士道をもって日本人のアイデンテイテイーを一体で表現し、世界へ発信出来ることを確認出来た一日でもあった。

         

        明日は筆者の母校 上智大学を訪れミサとイエズス会司祭へのお見舞いと上智の若者との対話の後、日本を出発する予定と聞く。世界の約8,000の大学の中でカトリック系の大學は587校だ。上智大学はローマ教皇のイエズス会が母体の大学であることを誇りとしたい。ローマ教皇の無事を祈念したい。

        今回の歴史的な訪日を通じてローマ教皇の日本人へ平和の尊さのメッセージを残して頂いたことに心から感謝したい。  2019年11月25日  梅ヶ丘の自宅にて

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